教室を続けていると、どうしても目に入ってくる「他の先生の活躍」。
SNSが主流となった今、素敵な写真や‟満員御礼”の投稿を見るたびに、「私って、まだまだだな…」と落ち込んでしまうことはありませんか?
そんな気持ちは、決してあなただけではありません(実は私も、何度もその思いに陥りました)。
今回は、教室を長く継続するために欠かせない‟思考の立て直し方”を、3つのヒントとしてお伝えします。
比べてしまうのは「成長の証」だと認識しよう

他の教室と比べて落ち込むことは、誰にでもありますよね。
今は、個人の発信力が高まったことで、人と比べやすい時代になりました。
SNSを開けば、努力や結果が一瞬で見える──そんな環境の中では、比較してしまうのも当然のことです。
でも、落ち込んでしまった時に、まず気付いてほしいことがあります。
それは、
「比べてしまう=向上心がある」
ということです。
現状に満足していないからこそ、「もっと良くしたい」「自分も成長したい」という思いが生まれます。
その気持ちは、あなたが前に進もうとしている証拠です。
大切なのは、「比べたあとに、どこを見るか」です。
他人の結果にフォーカスするのではなく、「自分はどんな教室をつくっていきたいのか」を見つめなおす時間にしてみてください。
比較の対象を「他人」から「過去の自分」へ

「どんな教室を作りたいか」を再確認できたら、次は‟比べる相手”を変えてみましょう
他の先生と比べると、どうしても「足りない自分」や「できていない自分」ばかりが目についてしまいます。
でも、比べる対象を‟過去の自分”に変えると、見える景色がガラッと変わります。
少し振り返るだけでも、「できるようになったこと」がたくさんあるはずです。
例えば──
・教室の段取りが良くなり、スムーズに進行できるようになった
・教室全体の雰囲気が少しずつ整ってきた
・生徒さんと笑顔でコミュニケーション取れるようになった
こうした‟小さな進歩”を意識して見つけることが、落ち込みを防ぐことにつながりますよ!
今の自分にできる「ひとつの行動」に目を向けよう

比べることは、決して悪いことではありません。
他の教室と比べることで、時には立ち止まり、自分を振り返るきっかけにもなります。
そして次に意識したいのは、『今の自分にできる小さな行動』に目を向けることです。
例えば──
・今までよりも、より分かりやすく伝える工夫をしてみる
・教室の案内文を見直してみる
・自分の気持ちや理念をノートに書きだしてみる
なにも大きな事をする必要はありません。
たった一つの小さな一歩でも、着実に前進につながります。
『今の自分にできること』を少しずつ積み重ねていくことで、結果的にあなた自身も、教室も、しっかりと育っていきますよ。
まとめ
教室運営は、他の誰かと競うものではなく、自分の想いを少しずつ形にしていく過程そのものです。
落ち込む日があるのは、日々挑戦している証。
上手くいかない時こそ、自分の歩みを見直すチャンスでもあります。
焦らず、比べすぎず、今日できることをひとつずつ積み重ねていきましょう。
それが、あなたの教室を続けていく一番確かな力になります。
あなたのペースで、あなたらしい教室を育てていけば大丈夫。
これからも、あなたが心から楽しんでお教室を続けていけるよう、心から応援しています。

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